アドベンチャーキッズスクール・活動報告

１日目　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　>>２日目

さぁ、ジュニアコース最後の活動がはじまります。今日のテーマは「スノーキャンプ！」	冬の自然の中で、自分のやってみたい方法で、一晩を過ごします。自分のかなえてみたい方法は、それぞれ。やってみたい想いが同じメンバー同士、ともに作業を進めます。	こちらは、雪かき用のスノーダンプを使って、かまくらを作る雪を雪を集めます。これがこれが結構おもたい！

こちらは、雪のブロックを積み重ねて、壁をつくり、ブルーシートで屋根をつくる作戦。スノーヒュッテ！	イヌイットの家(イグルー）を作ることに決めたメンバー達。まずは、一段目を積み上げ、全員が快適に過ごせるかどうか、並んで確認中。	女の子も、たくましい。自分一人用のイグルーを作って寝る！とせっせとせっせと雪のブロックを積み上げます。

気づけば、誰一人、テントで眠るという気は無い様子。無理やし！という声も聞こえません。さすが、それでこそ、ジュニアコースのみんな！	時に、先がみえなくて、途方にくれてしまうこともありました。でも、やめたい・・・。という言葉は出てきません。	スノーヒュッテは、輪郭が見えてきました。が、季節外れの雨がポツリポツリ。

だんだん雨足は強くなり、風もでてきました。濡れてとても寒い子ども達。しかし、全然あきらめていない子ども達。こちらは、雪のブロックをせっせと製造するブロックチーム。	そして、それをたくさんソリに乗せて、イグルー建設現場まで運びます。ひとつの目的に向かい、自然に役割が生まれ、グループの力がかみあっていきます。	さて、そのブロックは、ひとつひとつ丁寧に積み重ねられていき、みんなの想いのつまった雪の家へ変わっていきます。

ブロックで作る雪の家「イグルー」では、３段目、４段目は、少しずつ、斜度をつけて、ブロックを積み上げなければなりません。これが結構大変な作業。根気と体力が必要。でも、もちろん自分達で頑張る！！	さぁ、こちらは、２人が眠ることができる大きさのかまくらを作るため、雪かきダンプで、雪を集めて雪山作りに精が出ます。大きな雪山ができてきました。	できた雪山を、スコップでコツコツ掘り進みます。ある程度の広さまでは、すぐに掘ることができるのですが、

足をのばして、２人がねるとなると、これがとても難しい。広さ、高さともに必要になるので、作業も必死です。「もし、完成しなかったら・・・。」日没を前に、みんなの気持ちが一瞬静まることもありました。	いや、いやここであきらめたら、なんにもならない。寒くなってしまったメンバーを暖かいイグルーの中で休ませながら、残りのメンバーで仕上げの作業に入ります。	あと少し！知らない間に、さっきまでの不安な気持ちが、完成することへの、ワクワクする気持ちに変わっていました。

やったぁ!完成！！イグルーの中はめちゃめちゃ暖かく。快適です。しばらくの間、寒さを忘れ、イグルーの中でほっとした時間を過ごしました。	さぁ、こちらの１人イグルーも、最後の屋根の部分のブロックをのせて、完成だ！雨降る中、よくあきらめず、最後まで頑張った！！	一人用「マイイグルー」。ひとりで苦労した分、うれしいさもひとしお！中はとっても広い、快適なイグルーでした。

夜になり、折からの雨、風が強くなり、春の嵐のようになってしまいました。途中、過酷な自然条件の中、頑張ったメンバーの中には、雨で濡れすぎてしまい、寒さが止まらないメンバーも。完成させた自分の雪の中での寝場所から、迷い、考え抜いて、テントで寝ることを決断したメンバーもいました。最終的に、自分が納得するチャレンジを選び、自分で取り組み、結果を見てみること。それが大切です。こちらは、イグルーでの就寝準備。中にすでに３人が入って、寝袋にくるまっています。	中のようす。寝転んで、天井を見上げると、真っ白な雪の天井、周囲の雪の壁、とてもすてきな空間を五感で感じることができます。中は、、静かで、とてもあたたかい！	さぁ、こちらも、自分のイグルーで、１人で就寝。１人で不安もあったけど、でも、自分がやってみたいと想ったことなので、最後には覚悟を決めて決断し、自分で自分の想いを実現していきました。さぁ、明日の朝は、どんな顔で、イグルーから出てくるのかな？
２日目　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　>>１日目

さぁ、雪の中での朝がやってきました。	おはよう！と元気な子ども達。その顔は、とってもすがすがしい、いいえがお。	こちらは、まだまだ熟睡中。とっても気持ちよさそうに眠っています。

１人イグルーからも、元気に出てきました！「あったかかったー！」何かひとつ大きなことをやりきったえがおが、とても印象的な子ども達。	朝もやの中、ゆったりとした空気が流れます。みんなで、ゆったり、お散歩中。	時に尻すべりで、川に降りあそび、

時に何かを発見し、顔を寄せ合い。同じ大きなチャレンジを乗り越えた仲間だからこそ、共有し合える感覚がそこには生まれます。	フキノトウ発見！少し早いお目見え。はじめて見るフキノトウも、何だか、とてもうれしく、何でも素直な心で感じることのできるのも、今、自分にとても満足しているからなのかもしれません。	こちらは、イグルーの中にろうそくをたてて、自分のイグルーとの最後の時間を過ごします。ともに、一夜過ごしたイグルーは、自分の仲間なのです。

何だか、離れるのが名残惜しい。子ども達の自分のイグルーとの時間は続きました。	さて、宿泊の片付けも終了し、朝ごはんを食べたら、さぁ、ジュニア１年間の最後は、おもいっきりあそぶ！	思わぬ天候に、かまくらやイグルー、ヒュッテでの宿泊を断念する決断をしたメンバーは、心の中で本当に残念で、悔しい気持ちだったと思います。だからこそ、やっぱり自分のイグルーへ一目散に向かいます。

みんなで、大事なイグルーと記念撮影。	と思いきや、撮影が終わったら、原状復帰のため、こわす！それもダイナミックな壊し方！！	こちらは、昨日、寒さで無念ながらも完成できなかったかまくらを完成させました！気持ちであきらめたわけではなかったので、とっても気になっていたかまくら。その完成はとってもうれしそうでした。

さぁ、今年のジュニアも最後だ！あそべ！最後に、雪合戦にソリあそび、かまくらからの尻すべりと遊び、１年間の仲間と最後の時間を過ごして、終了していった２００６ジュニアコースでした。１年間、本当にお疲れ様でした。色んな新たなこと、自分の想いを自分で実現していくこと。その中で起こった成功や失敗、そして「おしい」。そんな経験から、自分自身の心を拡げ、世界を拡げ、そして、可能性を広げていってほしいと切に願っています。しんどいことも頑張った、自分の想いの実現にも頑張った！そんなみんなと、またチャレンジできることを楽しみにしています。１年間、誠にありがとうございました。あらためて、御礼申し上げます。（ハギ）		<<ＴＯＰ




第７回活動<< ●

～自分のやってみたいと想う方法で、雪の中で１泊してみる！小さな自己実現を積み重ねる経験～～
プログラムは、無事終了致しました。ありがとうございました。暖冬の影響か、季節外れの雨、そして風。春の嵐のような天候。それでも頑張って、寒さと戦いながら、１年間の最後に、自分のやってみたいと想う方法でチャレンジに取り組んだ子ども達でした。　主　催：『アドベンチャーキッズスクール』実行委員会主　管：パワーズ・アウトドアエデュケーション後　援：大阪府、枚方市教育委員会、京都市教育委員会、文部科学省所管（財）青少年野外教育財団