オーバーナイトハイク！｜大阪府枚方市|子どものための自然体験学校「アドベンチャーキッズスクール」2018ジュニアコース


さぁ、今日は、みんなでオーバーナイトハイクに挑戦。	枚方から海まで26.5キロの道のりを、自分で、みんなで歩き切るチャレンジ。	ドキドキする気持ち、楽しみな気持ち、いろいろな気持ちを持ちながら、午前中は、ハイクの準備。

そして、活動なのに？！昼寝。この時間はとても重要。	そして、夕方、準備ができたら、出発です。	夜中に、みんなで歩くってどんなだろう・・・。

夕闇に包まれてきました。	5キロ地点。順調順調。	まだまだみんな元気です。

今回は、ジュニアのメンバー16人全員で歩きます。	歩くのが得意な人、頑張っているけどゆっくりな人、	早く行きたい人、ゆっくりペースを保ちながら行きたい人、考え方も様々。

楽しい時間もあれば、苦しい時間もある。	時にお互い、お互いの気持ちが分からなくなることもある。	子ども達にとっては、夜通しあるくということは、それだけでも大変なこと。

そんな中、全員が一致団結していくという形を求めてはいけません。	だって、子ども達だって、頑張って、みんなでゴールしたいと思っているからです。	なので、その方法も様々。

早いメンバーと、ゆっくりなメンバーとの間をもって、ペースを崩さず、がっちりと全員を支える真ん中のメンバー。	先頭をいくメンバー。最初は、集中しすぎて、あっという間にみんなと離れしまいますが、おっとと気づいて、ペースを落とします。	後ろのメンバーもコツコツと止まらずに、前を目指して歩きます。

これだけのメンバーで歩くのですから、いろんなことがあって当たり前。	でも、今年のジュニアのメンバーは、台風や雨で活動が変更になったりと大変なことを、なんとかこうにかみんなで乗り越えてきているので、お互いにお互いのことを分かっている様子。	なので、楽しそうに、5キロ、10キロ地点を通過していきました。

なんだか行けそうな気がする。	ところが、10キロポイントを過ぎてから、休憩の回数が多くなってきました。	ここで、3時間？！寝て一気にがーっといくか、今のように、休憩をたくさんとりながら、ゆっくりいくか、どっちかにしようやぁ～と子どもから。

結果、ここで1時間ほど仮眠をとることに自分達で決めました。目覚まし時計セット。	仮眠一時間。	時間がくると、ひとり、またひとりと起き上がり、出発の準備。

そしてまた歩きはじめるのです。	1時間仮眠をとったこともあって、子ども達のペースが元に戻りました。	20キロ地点。笑って話をしているメンバーもいます。起きている夢をみながら寝てしまうことも。

うーん、やきとりおいしいでぇ～。ハートが強い。	ここまで順調にやってきましたが、25キロ地点を前に、子ども達の中からおもっていたことが噴出。	後からいくメンバーは、ほとんど休憩なし。そのことをおかしいと思った、真ん中のメンバーから、「ずっと、先頭のみんなのペースについていかなあかんのか！」

その一言を口にするのは、とても勇気のいることです。	言ってもらってはじめてわかることもあります。	ああ、そうだったなとお互いにおもえることもあります。

お互いのことをもう一度考えて、今回も、なんとかかんとか、乗り越えられそうです。	よし、頑張れ！	25キロ地点到着。

あと、1.5キロ。	「ここで3時間休憩しようやぁ～。」という声。「さぁ、みんないこう！」と最後踏ん張る声。	その瞬間、瞬間で、子ども達の役割がどんどん変わっていきます。

さぁ、もうあと少しです。	話ながら歩く、もくもくと歩く。	やっぱり眠たい。

足も痛い。	空が少しずつ明るくなってきました。	あと500m。

足の痛みに耐えながら、本当にもくもくと、さいごまであきらめず歩き切りました。	よし、いくぞ。	みんな本当によく頑張りました。

ハイク中、自分の中でおこった出来事も、みんなの中で起こった出来事も、なんとかこうにか乗り越えて、無事ここまでやってきました。	ゴールです。	ふぅ、終わった。

悲壮感は漂っていません。空をみあげ、あれはカラスかな～、トンビかな～。	整備体操しながら、空がどんどん明るくなっていくのを感じるのでした。	みんなでタープもたてて、残りの携行食を出し合って朝ごはん。

そして、お休みなさい。	朝やし眠られへんよ～と言いながら、寝袋に入るとすぐにすーすー。	みんな夢の中。

そして、6時間後・・・。遅い昼食。	そして、お楽しみの？！50m走。歩く前に、約束していたことなのです。	歩いた後は、そんなん出来ひんのちゃう？？と言っておりましたが、みんな走る走る。

スターターまで登場して、みんな楽しそう。なんだか、こんなあほなことに、しらけることなく、みんなで楽しくいれるのも、一緒になんとかこうにか、乗り越えてきたからこそだと思います。	ああ、遊びすぎた！さぁタープをたたんで帰るぞ～！	最後は、完歩証明書。

みんな本当にお疲れ様でした。	そして、本当によく頑張れました。	次は、グループビバーク。これまた、なんとか、みんなで乗り越えていきましょう。




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～あえてやってみる、ちょうせんしてみる、やってみた経験から感じる経験～
プログラムは無事終了致しました。ありがとうございました。全員で釣った魚１０００匹弱、夕飯、朝飯、昼の弁当をその魚でまかない、悲壮感ただようことなく、なんとかなるやん、と子ども達。自分の実体験からしか感じられない、自分たちの底力の強さを感じた子どもたちでした。～主　催：『アドベンチャーキッズスクール』実行委員会主　管：パワーズ・アウトドアエデュケーション後　援：大阪府、枚方市教育委員会､京都市教育委員会､京田辺市教育委員会、交野市教育委員会